スイッチ・コンセント工事
新居を購入の時、間取りやインテリア・壁紙・カーテンなどいろいろ考えて決めたと思います。 ではスイッチやコンセントはどうですか?? 意外と見落としがちになってしまうスイッチやコンセントの計画、 ほとんどの場合が住宅メーカーや工務店からの標準的なプランのままではないでしょうか。 暮らし始めてからスイッチやコンセントの使い勝手が良くなかったり、 不便を感じている人が案外多いんです。
その他にも、
☆ほしいところにコンセント・スイッチがない
☆古くなってきたから新しいものに取り替えたい
☆コンセントが足りないので増やしたい
☆タコ足配線をなんとかしたい
☆などの様々なお悩みがあると思います。
いろいろなコンセントのご紹介
埋込コンセント・・・1口タイプから3口タイプまで揃っています。
抜け止めコンセント・・・ひねるとロックがかかり抜けないコンセントです。パソコンなど抜けては困る箇所に最適です。
扉付コンセント・・・ピンなどを差し込もうとする子供のいたずらを防止できます。
スイッチ+コンセント・・・コンセントを上のスイッチで入切できるタイプです。
かってにナイトライト・・・夜の暗い廊下もセンサー付の足元ライトで安心です。
いろいろなスイッチのご紹介
コスモシリーズワイド21・・・操作面が今までの約5倍もあり、押しやすく、使い勝手のよいスイッチです。
ほたる+パイロット・・・消灯時だと緑色、点灯時だと赤色が点灯するスイッチです。主に換気扇に使用します。
調光スイッチ・・・つまみで白熱灯の明るさを調節できます。お部屋のムード作りに最適です。
あけたらタイマ・・・普段はスイッチですが、外出時にはタイマーで点灯消灯設定ができるすぐれものです。
かってにスイッチ・・・人の動きを感じて自動でON・OFFします。消し忘れの心配もないです。廊下などにオススメです。
とったらリモコン・・・スイッチからリモコンが取り出せます。寝室にとっても便利なスイッチです。
専用回路の必要性について
電灯や通常のコンセントは、1個のブレーカーに対して複数の設置が可能です。 エアコンや電子レンジ等、消費電力が大きい家電製品については、 必ずブレーカー1個に対して1台のエアコン、1台の電子レンジというように専用回路を設ける必要があります。
上記工事を怠ると、故障や漏電、最悪の場合は火災を引き起こす可能性があります。 そのような事態を避けるためにも、正しい知識に基づいた工事が必要となります。
エアコンは大量の電気を消費します。 普通のコンセントでエアコンを使うと、すぐにブレーカーが落ちたり、故障の原因にもなることから、 エアコン用や消費電力が大きい家電には、専用回路の増設をオススメします。
コンセント増設にはどのような工事があるのか??
一般的にコンセント増設工事といわれるとだいたい以下3種類のコンセント工事があります。
コンセントの増設・・・今までにコンセントのなかった所にコンセントを増設。
コンセントの差込口の増設・・・2口コンセントから4口コンセントへ差込口を増やす。
コンセントボルト数の変更・・・エアコンの設置などに伴い100Vから200Vへの変更。
コンセント・スイッチの交換時期目安
コンセント・スイッチには寿命があります。 周囲環境の変化や使い方によって、年数経過と共に傷みが生じてくる場合があります。 そのまま使い続けると発火に至る恐れがあります。
ご心配のお客様には、ご自宅でお使いのコンセント・スイッチの点検をオススメします!! コンセント・スイッチは10年使用が点検時期と言われています。 寿命がくると器具より発熱し、最悪の場合焼損、火災の原因になります。 取り付け場所や使用状況により異なりますが、 特に下記の場合は短寿命の恐れがありますので、点検・交換をオススメします。
☆定格容量いっぱいでの利用
☆ほこりの多い場所での利用
☆スイッチの使用頻度が著しく多い
☆コンセントの抜き差し頻度が著しく多い
☆塩気や油蒸気の多い場所での使用
☆高温・低温場所での使用
コンセント・スイッチの危険信号 コンセントの場合
☆本体やカバーが熱い。 ☆本体やカバーに変色・ひび割れ・膨れ。 ☆プラグの抜き差しが極端に弱くなった。 ☆ほこりが付着しており、清掃しても取れない。
スイッチの場合 ☆ハンドルやカバーが熱い。 ☆ハンドルが異常に軽かったりする。 ☆ハンドルやカバーに変色・ひび割れ・膨れ。
トラッキング現象
トラッキング現象とは火災の原因にもなる恐ろしい現象です。
コンセントやテーブルタップに長期間電源とプラグを差し込んでいたため、 コンセントとプラグとの隙間に徐々にほこりが溜まり、 このほこりが湿気を呼ぶことによってプラグ両極間で、 火花放電が繰り返されます。 そして絶縁状態が悪くなりプラグ両極間に電気が流れて発熱し、ついには発火します。 これを「トラッキング現象」と呼びます。
トラッキング現象が発生しやすい場所及び環境条件
洗面所や台所など、湿気が高く湯気や水滴が直接かかる位置にあるコンセント等に差し込まれた電源プラグ。 このような湿気の高い場所や、結露が生じやすい場所に設置している家電製品のプラグには、特に注意しましょう
家具などの裏側に設置されたコンセント等で、電源プラグを長期間差し込んだままの状態になっているところ。
エアコンや暖房器具などの使用により、結露の生じやすいところにあるコンセント等に差し込まれた電源プラグ。
熱帯魚などの水槽に使用されている電気器具の電源プラグ。
猫などを飼っている場所にあるコンセント等に差し込まれた電源プラグ。 (発情期になると、ペットがコンセント等に尿をかけることがあります。)
安全対策 コンセントやテーブルタップなどに差し込まれた電源プラグ類が、 トラッキング現象を起こすと、その場所に人がいるいないにかかわらず出火します。 トラッキング現象を避けるためには、普段の手入れが大切です。次のことを心がけて下さい。
冷蔵庫など、常時通電している機器は、時々プラグを抜いて乾燥布で拭き取る。
機器の使用後はスイッチを切って、コンセントからプラグを抜いておく。
コンセントやテーブルタップ、電源プラグ、及びコードが異常に熱くなっている時は、 すぐに使用をやめてコンセントや電源プラグを電気店に点検してもらう。
トラッキング現象による火災は毎年多く発生し、しかも在宅・不在宅にかかわらず発生するため、 特に不在宅時の場合、発見が遅れて炎上火災に至っているのがほとんどです。 しかし、一般的には知られていない傾向にありますので、厳重な注意が必要です。 また大掃除などの機会をとらえて清掃やチェックをし、 長期間外出する時は、できるだけコンセントから抜くよう習慣付けて下さい。